福管理人さん、ありがとうございます。
坂東八平氏、資料の意味合いに依って何処の処を名とするかはその資料の目的による長嶋氏、肝付氏の表記の違いの解説、今後、御先祖様、ルーツを紐解いていく中で参考に行きます。
また、戒名によっても、宗家筋なのか、支流・傍家なのかということが解るのですね。
今回のお答えで2つ疑問に思ったのですが
→源吉さんは太吉さんの戒名には「庭」にし、自分の戒名にもそれを読み込んだとすると納得できます。
太吉:本庭英心信士
源吉:本性良源信士
源吉さんの『本性』の部分が読み込んでいると言うことでよろしいでしょうか?
→ 「・・禅定尼」とは主に未婚の子供・幼児の女子に付ける戒名の判別用語です。
つまり、生まれて間もなく死んだ、或いは死産や水子に付ける戒名です。一つの墓石を造りここにこの 様な人を集めて祀る墓石です。何処の氏にも設けるものです。最近はこの風習は無くなり全て「・・家先祖累代の墓」の一つの墓石に集めて弔う傾向があります。
「位号」の表わす意味は、以下の通りです。
成人男子:大居士・居士・大禅定門・禅定門・清信士(善士)・信士(清浄土)など
成人女子:清大姉・大姉・大禅定尼・禅定尼・清信女(善女)・信女(清浄女)など
男の子供(十五歳くらいまで): 童子・大童子・禅童子など
女の子供(十五歳くらいまで):童女・大童女・禅童女など
男の子供(四、五歳以下): 幼児・嬰児・孩児など
女の子供(四、五歳以下): 幼女・嬰女・孩女など
禅定門・禅定尼
仏門に入ったとの意味があり、禅定とは心静かに瞑想して、真理を見極めること、あるいは悟りの状況そのもの指す。戒名で禅定門がつけられるのは禅宗だけではなく、女性に対しては禅定尼がつけられる。また、禅門・禅尼、大禅定門、大禅定尼という呼称もある。
戒名のランクの中ではその位置付けは難しく、居士・大姉の下、さらに信士・信女の下にされることもある。特に禅宗系寺院以外ではこの傾向が強いようだが、禅宗系寺院でも禅定門・禅定尼が再下位になることもある。しかし、大禅定門・大禅定尼となると院殿号と併用されることが多い。
融通念仏完においては禅定門、禅定尼の位号がけられるのみで、戒名におけるランクは全くない。
禅定尼
在家のまま仏門に入り剃髪した女性。出家せずに、在俗のまま仏教に帰依した人。
などから、檀家寺勝楽寺が曹洞宗で、禅宗系であるため、墓石を見た時、成人女子と考えたのですが、未婚の子供・幼児の女子に使う『童女』を使わず、『禅定尼』も使われるのですか?