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[14294] 「すくろ」
福管理人
2017/06/15 11:19 - パソコン
 昔から松の木やその落葉(すくろ)は格好の暖の元に成っていたのです。
松は「松根油」として、「すくろ」は燃やして暖と煙らせて「虫の除去」などにも使われました。
実は食料としても使われました。
煤は「墨」にもなり大変に人の役に立っていたのです。
しかし、「老松」として生きて行くには厳しかったのです。

そこで、一句

老松の すくろの下にも 新芽かな

雨の多く成るこの時期から松の下は大賑わいです。
枯山水の老松は松葉を落として根本を必死に囲い乾燥から弱った松根樹を護ろうとします。

松の下に大変な数の枯れ松葉が落ちます。
然しこれには大変な訳があるのです。
この松葉の事を、通称、”すくろ”と云います。

この「すくろ」(救路)の下には、松は子孫を遺そうとして「松毬(まつかさ)」を落としてこの中にある種から発芽を促すのです。
其れには、その発芽の条件を保つにはこの「すくろ」の下の環境が必要なのです。

松の「すくろ」は、枯山水では「自然の美」として好まれ、築山の人口庭には「すくろ」は美的感覚から「すくろ」は除去されますので「人工の美」としては好まれます。
何れにしても可否は問われませんが、唯一つ、自然に生きようとする老松の「新芽の発芽」は枯山水なのです。
これが「枯山水の極意」でしょう。
つまりは、松の下にも、「二次元の生の世界」が観えているのです。
だから、俳句や禅では「救路」と云う字を当てていたのかも。
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