[14301] 夏海 |
福管理人 2017/07/02 11:04
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| 「海」と云えば人に依って思い出す記憶は違うでしょう。 私の場合は朝から晩まで,海で泳ぎ遊んだ「子供の心」は「海の香り」として覚えているのです。 その[海の香り」には幾つもあってそれを思い出す度にその時の頃を思い出すのです。 「海」に親しまなくなったのは、学問に心だし故郷を離れた事によりそこで途絶えています。 「現世の荒波]に掻き廻され、「行き詰った心」を救ってくれたのは、「夏海」でした。 「地方の海」ではその香りも違いますが、共通する物が脳の中で取り出してくれます。
そこで、一句。
現世の勢 心静める 海の香や
昔から「海」は「母」にたとえられますが、恐らくは「海の香り」は「母の香り」として脳の中で選別して、それを嗅ぐと人は「生まれた時」に戻すのではないでしょうか。 取り分け「男性]には幾つに成っても懐かしいものです。
世の中の荒波に掻き廻されて身動き取れなくなった時には、「海の香り」で息を吹き返す一瞬です。
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