青木氏のルーツ & 雑学研究室

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◆-家紋についてRe: 家紋についてRe: 家紋について

No.1159
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家紋について
滋賀の青木さん 2007/11/10 (土) 09:34
私の先祖は滋賀県石部の出とか。
管理人さんによれば下剋上とかで成り上がったお呼びでない第三の青木だそうで、高貴な青木氏の話ではありませんが、もしご存知でしたら教えてください。
石部辺りの青木氏で「一文字」又は「丸に一文字」の家紋を使っていたという記録はどこかにないでしょうか?
No.1160
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Re: 家紋について
副管理人さん 2007/11/10 (土) 20:47
>私の先祖は滋賀県石部の出とか。
>管理人さんによれば下剋上とかで成り上がったお呼びでない第三の青木だそうで、高貴な青木氏の話ではありませんが、もしご存知でしたら教えてください。
>石部辺りの青木氏で「一文字」又は「丸に一文字」の家紋を使っていたという記録はどこかにないでしょうか?


滋賀の青木さん 今日は。 始めまして。

では、先ず、お呼びで有るかどうかは貴方にお任せして、次の情報を前提で検証します。

情報の一つとして、家紋が「丸に一文字紋」の青木さんとの事で、ご先祖の土地は石部ですが、この他に情報がありませんか。

例えば、宗派、菩提寺、などのことや、江戸中期以前のご先祖の事などがわかれば、判断がつくのですが。お判りでしたら、お便りください。特に宗派と菩提寺は必ずお願いします。

参照、「地名地形データーベース」の滋賀の甲賀と犬上のところを参照して下さい。
他にも元上山氏の青木氏に付いては多くレポートしています。
第3青木氏に付いては既にお読みとの事なので合わせてお読みください。

とりあえず、上記の二つのことで、お答えします。

先ずその前に、この滋賀の国には、青木氏は2つの青木氏があります。
天智天皇第7位皇子の川島の皇子が特別に賜姓を受けて、土地の名から「佐々木氏」を名乗りました。(第6位皇子が賜姓を受けて臣下するのが原則)

そして、聖武天皇期の第6位皇子が近江の青木氏の賜姓を受けて臣下した近江青木氏があります。
この青木氏が、後に一族が滋賀に移動します。この近江の賜姓青木氏が滋賀から近江に戻り、その後、摂津に移動して定住します。

時代を経て宇多天皇期に滋賀に宇多佐々木氏が発祥します。この佐々木氏と一部滋賀に残った賜姓青木氏の末裔がこの滋賀佐々木氏と血縁して佐々木系青木氏を発祥させます。

ここに、上山氏を名乗る者が立身出世して、この佐々木系青木氏の分家の断絶した青木氏を奪い取り青木氏を名乗りましたが、本家筋と2度の争いが起こり戦って勝ち名籍を奪いました。

ところが、関東に武蔵7党と言う豪族集団があり、この一つの豪族の丹治氏(多治彦皇子の落子の末裔:嵯峨天皇期の詔に基ずく皇族青木氏)の始祖が元滋賀の甲賀郡に住んでいたので、この青木氏を名乗る末裔があります。

ところが、この甲賀の丹治氏青木氏を上記の上山氏がこの青木氏も重複して名乗りました。
つまり、上山氏の青木氏は、滋賀の宇多天皇の佐々木系青木氏と、丹治氏青木氏をも名乗ったのです。
ところが、後で、丹治氏青木氏と佐々木系青木氏から異議を申し立てられて、系譜と家紋の偏纂がばれて系譜に、「後勘に問う」と明記して逃げました。

以上の青木氏があります。

さて、お家の家紋の「丸に一文字紋」(文字文様)ですが、この家紋を使用する氏は、山内氏、須藤氏、蒲田氏の一族です。
家紋の文様は古いものですが、南北朝の頃、「かつ」と詠んで、「敵なし」として縁起を担ぎ「尚武紋」として一般武士に用いられました。

そこで、お家は、この山内氏、須藤氏、蒲田氏の一族の3氏と同じく立身出世した氏ですが、この族と血縁をした、(上記の元上山氏の青木氏との血縁による)、青木氏です。
第3青木氏の中でも超最大氏です。

この元上山氏の青木氏は美作国の守護を始めとして、8国に及ぶ赴任地の守護等を務めた一族です。

滋賀では、佐々木系青木氏や皇族賜姓青木氏よりも段突に一族を大きく広げました。
広くは、滋賀は元より甲賀、伊賀(元は上山氏は立身前は伊勢北部伊賀の甲賀より伊賀上山の出である)と8つの国の土地に末裔を遺してきています。

お家が江戸中期前の昔からこの甲賀(湖南)の地の石部に居たとし、「丸に一文字紋」とすると、甲賀の上山氏の青木氏の末裔であると考えられます。

特長として、元上山氏の青木氏の一族は、家紋も偏纂して、(平家綜紋の「揚羽蝶紋」に丸付き紋の偏纂  家紋偏纂の理由は研究室の検索で阿多倍か平家一族を参照)そして、副紋を「木文字紋」等の多くの「文字紋」を使用しました。(この中に一文字紋が見られる)

(皇族賜姓青木氏と佐々木系青木氏の国府を中心にした青木村の定住地とは異なります)
(元上山氏の青木氏は村を形成する家柄の立場にはありません。)
(甲賀の青木村は断絶青木氏の定住地なので重複します)

時代を経て途中で、戦国時代の豊臣時代や徳川時代の山内氏、須藤氏、蒲田氏の一族との血縁した青木氏ですが、男系跡目が出来ず、家紋掟により、女系となり上記の「丸に一文字」の養子先の家紋となったものです。元は上山氏の何れかの家紋であった筈です。
(元から一文字紋の可能性もあるが確定する情報がない)

参考
藤原秀郷流青木氏と皇族賜姓青木氏の家紋はその役目柄から定住地が明確でありますので、29の家紋種を限定できるのです。(33紋中、特別に4家紋は除外)

家紋は日本全国8000程度の家紋があります。この内、「家紋200選」が主要氏です。

2つの情報では甲賀元上山氏の青木氏であるというこの範囲が限界です。
以上ですが、ご質問が有りましたらお尋ねください。
No.1161
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Re: 家紋について
滋賀の青木さん 2007/11/12 (月) 08:18
早速に詳しいことを教えてくださり有難うございました。
滋賀には青木姓の家が多いようですが複雑なんですね、
我が家は本家筋ではなく、私も本家がどこなのか、菩提寺がどこなのかもわかりません。
死んだ父親から本家は石部あたりにあり、家紋は一文字か丸一文字と聞いていました。
しかし本家はどこに行ったかわからないそうです。
でも、おかげさまで少し先祖のことを知ることができました。
有難うございました。

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