青木氏氏 研究室
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  [No.171] Re: 青木氏と血縁族(家紋)-19(矢紋)
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/01/23(Fri) 10:14:26
Re: 青木氏と血縁族(家紋)-19(矢紋) (画像サイズ: 2151×1998 40kB)

Re: 青木氏と血縁族(家紋)-19(矢紋)
青木研究員 さん 2006/06/25 (日) 15:24
第18番目の紋様の矢紋である。

この紋様は全部で36ある。

家紋200選にある紋様である。

この内、青木氏にかかわる紋様は次ぎの2つである。

第1番目は丸に違い矢紋である。違いや紋の分家である。
第2番目は丸に六つ矢車紋である。

これらの紋様は比較的新しい紋様である。

この紋様は勿論弓矢の紋様を家紋としたものであるが家紋に対しての氏が明確に確定できないほどに成っている。

判る範囲では主に矢部氏とか、矢田部氏とか、矢吹氏とか、矢葺氏とか矢田堀氏とかである。橋爪氏や橋詰氏のように爪のついた氏もこの矢の家紋を用いているので殆どはこの職人集団の姓である事からこの末裔と見られる。

この一族は「部」が付いているので元は後漢の渡来系の人々で弓矢を作る技能集団として奈良期に帰化してきた一団の末裔であるとみられる。

他には有名なところでは3つ矢紋の松平一族の松平深溝氏で、矢車紋の荒川氏、違い矢紋の恒岡氏である。職人集団の居た地名を採った氏と見られるが、この一族紋の矢紋は武士の紋所として扱われているので室町末期に武士となった紋であろう。

これ等の氏の情報が少なくてこの青木氏は何れの青木氏に属するかは確定は出来ない。
しかし、皇族賜姓青木氏5家5流の24氏の可能性は低い。
この青木氏では地域性や系統は全て確立していてそれ以外に子孫を残す謂れが嵯峨期の詔にてない。

又藤原秀郷氏の主要9氏の116氏に関わる青木氏としての断定もできないが、別の研究資料説によると藤原秀郷流青木氏の116氏の中に組み入れる説もある。しかし、その理由はない。

藤原秀郷流青木氏との何らかの関係を持った事から室町末期から江戸初期前に後に出世した時に関係族のあった血筋の青木氏を名乗ったと見る向きが強い。

藤原秀郷の一族が赴任した24地方のところに定住した青木氏としても地方性が確認出来ないので困難であり、各地の矢の着いた姓を調査しても出ない。

多分この原因は江戸初期が室町後期に氏として名乗り出したものではないかと見られる。
多くは矢のついた氏を名乗っているところから見て、先祖の職業は矢や弓に関係する職人であった事からルーツとしては江戸初期の安定期になったころにいずれかの青木氏が男系不継によりこの矢のつく氏との血縁にて家紋としたと見られるが確証は取れない。

明治の第3の青木氏や室町期の混乱期での第3の青木氏である可能性も否定出来ない。


家紋掲示板にも掲載します。



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