青木氏氏 研究室
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[研究室トップ(ツリー表示)] [新規順タイトル表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.216] Re: 青木氏と血縁族(家紋)-32(角紋)
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/01/24(Sat) 09:59:12
Re: 青木氏と血縁族(家紋)-32(角紋) (画像サイズ: 1851×1839 14kB)

Re: 青木氏と血縁族(家紋)-32(角紋)
青木研究員 さん 2007/01/11 (木) 20:18
第31/33番目の紋様である。

角紋である。

この角紋様は全部で47紋様がある。この中で青木に関わる家紋は一つである。

隅切り角紋である。

角紋はそもそも幾何紋様を図案化したものである。

主に正方形を色々と工夫して紋様化したもので、角持ち、中抜き、四隅切り、反り角、中抜き、がある。
他に六角形、8角形、がある。
4辺組合わせ、2長方形組合わせ、正方形と円形組み合わせなどがあり、多数である。

この紋様は衣服や建物や家具に用いられたものが家紋化したものである。
明治以降の建物にはこの紋様が多く用いられており特に商家や職人の家などには白と黒の漆喰でこの紋様が描かれている。
玄関の入り口の板塀の上の壁とか「うだつ」等にもこの紋様が用いられている。

つまり、この紋様の使用の習慣はその職業の関係するところに用いられている。
この漆喰で形採る紋様を使用しているのはかなりの財産家の家などに見つけられるもので一般には余り見かけない。
昭和では単純な紋様としての使用であったが明治初期前後付近からはその職業の集団のステイタスとを表すもので身分や位の象徴として用いられていた。
現代でも、田舎の豪邸の家の壁にはこの紋様の漆喰壁が見られる。

そもそも、漆喰は現代でも日本式建物でも佐官職がするが大変高価になりなかなかこの漆喰壁は見つけることは難しい。日本の気候に合ったこの漆喰の壁は昔はお城の壁などに用いられていて其れも財力のある大名の城であり、多くは城の側面は「焼き杉板」であつた。それだけに昔は更に高価でそこにこの紋様を描くだけでもそのステイタスはわかるものであった。


この紋様と他の家紋を組あわせて紋様化したものでその下地になった紋様である。

必ずしも、「合わせ紋」であるので角紋と血縁化したという事ではない。おもに上記した様に下地紋として用いられた。

つまり、氏の発祥を意味する家紋には色々と意味を持たした紋様があるが、この紋様は単純な「文様タイプ」である。

この紋様は江戸中期から明治初期に掛けて家紋化したものである。
元より、室町期から出てきたこの紋様を利用した家紋があるがこの家紋から抜け出して一つの家紋化したもので、当然、明治初期の家紋ブームで生まれたものである傾向が強い。

特に、この家紋はその図案化した元から見て「職業紋」とした傾向が強く、その元は家紋としてではなく、そま職業のグループの集団のステイタスとして使われ、はっぴばんてん類に染めこんだものである。

この「はっぴ」や「ばんてん」等はその紋様を使えるにはその職業の匠などになれたときに使用を許されたものである。

これが、一つの伝統となりその者が遂には家紋化したものである。
そのグループを示すものとして正方形の形を変えて図案化したものをグループ化したものである。

家紋はその紋様に意味を持ち持たしているが、この紋様47には意味はない。
正方形パターンは26/47もある。

この殆どの角紋にある文様の中に色々な紋様を入れて家紋化して「角に何々紋」としているが、このステイタスの職業紋は庶民がこの中の合わせ紋を外して外側だけを用いてステイタス紋として使用したものである。

この隅切り角紋のタイプの青木氏は第3青木氏である。
そのルーツは確認出来ない。
その理由としてその職業の親方か或いは長者や責任者などがこの紋様の家紋を維持していたが、その職業を他人の弟子の優れた者に譲り又譲るという形式を維持してきているので、そのルーツは確定できないのである。

一代限りという事もあるので、特定は困難である。
この青木氏は家紋と一致すると言う事ではないので、第3青木氏を苗字令で明治初期に青木氏を名乗ったものである。

「青字紋」等と同様に家紋の持つ意味が特異であるので、職業紋の例として記述した。
家紋掲示板にも掲載します。



- 関連一覧ツリー (◆ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー