青木氏のルーツ & 雑学研究室

<-ホーム | 研究室トップ | 管理 | 新規投稿

| ニックネーム登録 ツリー | スレッド | レス順 | 投稿順

スパム投稿がひどいため掲示板のアドレスを変えています。⇒こちらへどうぞ


No.208
Re: 群馬の青木です。
208編集 追加
>お久しぶりです^^この前お墓にいって調べたのですが・・・昔は浄土宗というのがわかりました。これは証拠となるのでしょうか??
今日は、お久しぶりです。
早速ですが、お尋ねの件のお答えは次ぎの通りです。
先ずは、完璧な証拠です。

その理由は、平安期頃の浄土宗に入り一族の宗派とする事は一般の者はありませんでした。
そして、この頃は氏家制度の中で「家柄とか身分」が全ての評価の基準になっていましたので、これ等の身分や家柄の高い者の宗派でした。

特に浄土宗は限られた者の宗派でしたので檀家も他宗に比べて極めて少なく江戸時代になって徳川幕府が浄土宗を奨励し各地に浄土宗の寺を建立しました。このたことから一般民衆もこの宗派に入る事をしました。現代のように多くなつたのは江戸期以降のことです。しかし、それでもある程度限られたものでした。

お寺の中に入って僧侶の説法を聞く等のことは一般民衆は事実上は無く、ある程度の者で無くては出来ない慣習でした。一般民衆は鎌倉期になってやっと辻説法を受けるなどが出来る程度になつたのです。

この様に身分家柄に依って宗派がかわる内容でした。
ちなみに、大まかに分けると、浄土宗は高い身分家柄の武士階級の者の宗派でした。次ぎに中流の武士階級では浄土真宗、下級武士や民衆では日蓮宗などの宗派と成ります。
鎌倉期以降はこれ等の宗派が分立することになりそのターゲットは各層に振り分けられてゆきます。
天台宗が元に成りますが貴族はもとよりこの天台宗でした。

皇族賜姓青木氏系5家5流の24氏と藤原秀郷流青木氏直系1氏直流4氏支流4氏の116氏は当然に浄土宗であります。
これ等の一族は自前で神社と浄土宗の菩提寺を持つ氏でありましたので、少ない浄土宗はこれ等の一族の寄進とで成り立つていました。

特に、藤原秀郷流青木氏は宗家の護衛役として赴任地に同行しましたので浄土宗の無い地方に出向く事が多く発生し止む無く土地に定住した青木氏の一族は浄土真宗のお寺を使うなどしました。よって一部には浄土真宗という藤原秀郷流青木氏が存在する事があります。

現代は特定の一族のお寺としてはなくなつていますが、下克上と戦国時代になる前の鎌倉期までは大きいこれ等の一族は一族のみの者を祀る寺でした。

お家の寺はどこのお寺かを調べれば其処が一族の先祖を祭る菩提寺です。
しかし、これ等のお寺は下克上と戦国時代には先ず先にこの様な特定の寺は家柄身分を打ち壊す事を目的とした中級武士以下の者らの反動がはじまりでしたので、狙い撃ちされたお寺でありました。
よって過去帳の様なものなどはまったく残っていないのが現状です。
そのお寺自身さえもわからないのが現状です。

ちなみに、私の家の菩提寺は奈良時代からある伊勢のS寺が一族の者のみを祀るお寺即ち菩提寺ですが、今はその歴史的なことさえも寺側では3度の焼失で情報を失っています。先日、この寺を訪れた時にこのことをお話した事である事実から理解されたようでした。その程度です。

浄土宗を宗派とするお家はこの様な理由から家紋と同じく確実な証拠と成ります。
宗派と家紋は自分の家が変えても他の親族一族が変えない限り又総宗本家が変えない限りは変える事は出来ませんので大きな証拠になります。

研究室にレポートしている「青木氏と血縁族」の33紋様の青木氏が皇族賜姓青木氏と藤原秀郷流青木氏との全てと成ります。現在は詳細レポートは17紋様目です。


お家のルーツの土地の話などを調べるとちょつとしたことが証拠になる事があります。
私の家のことを紹介しますと、
先祖に大変に鉄砲の上手な年寄りが居て江戸時代に伊勢松阪に紀州の殿様がきて鷹狩をした。その時、殿様が行ったり来たりして野良仕事にならなかった。そこで終いに年寄りは挨拶をしなかった。(年寄りは伊勢松阪の豪商の紙屋長兵衛で郷氏との2足の草鞋の主)
怒った家来は鉄砲で威嚇した。そこで年寄りはその鉄砲を取り上げて遠くにある柿の実を狙って打ち落とした。びっくりした殿様は鷹狩を中止し城に帰った。明くる日に呼び出しがあつた。打ち首になる覚悟で家族と別れをして白の袴に紋付の装束で城に出た。しかし、実に丁重で様子が変である。
殿様に面会した。突然、殿様は上段から下座した。そして、年寄りに上段の上座に座るように云う。隣の家来に聞くと分けがわかった。
1300年の歴史を持つ皇族賜姓伊勢青木氏の総宗本家の主である事を知った殿様は家柄は上位であるので上座に座ることを求めたのである。
その後、14代目までの紀州の殿様には「南画」(墨絵)を教授した。

吉宗のとき将軍となった時、松阪の豪商紙屋長兵衛の商才を見込まれて青木長兵衛は江戸に同行し納戸役(財務経済の長)として働き「享保の改革」を実行したと記録されています。我が家の記録と一致します。

以後、紀州徳川家とは代々14代に渡り大正14年まで極めて親密な親交を続けたとの史実の逸話があります。
そのことから家中を調べた結果、紀州徳川氏からの手紙数通と明治天皇の側近中の側近の二条氏の手紙も存在しますし、天皇家から拝領の品も存在します。
これで言伝えが事実と確認できた事になります。

このように一寸した家伝の言い伝えと土地の逸話との間に共通点が発見されてルーツを確定出来ることがあります
この様な土地の逸話一つにも大きな当時の慣習と先祖のことがわかる事があります。又他にもあります。

歴史小説家の司馬遼太郎氏が伊勢青木氏に付いて次ぎの様な事を調べていて、
”天智天皇から青木氏の賜姓を受けた時に伊勢王の施基皇子に授けられた仏像があり、この仏像が発見されれば日本の歴史上に意義のある古い仏像(日本最古)となる”と書物に書いてありますが、この本を読んだときに実はこのかなり大きいきれいな銅の仏像の事は自宅に祀られてあり、先祖伝来のステイタスとして長く伝えられた「お仏像様」と聞かされていましたので、矢張りと納得しました。
この仏像は現在はあるところに保存されています。(後日写真で紹介します)

この様にルーツはちょっとしたことでもキッカケを見つけることが出来ますので、何でも結構ですから、又お尋ね下さい。

← 前のツリー | ツリー一覧に戻る次のツリー →


-群馬の青木です。Re: 群馬の青木です。
  └Re: 群馬の青木です。
   └Re: 群馬の青木です。
    └Re: 群馬の青木です。
     └Re: 群馬の青木です。
      └Re: 群馬の青木です。
       └Re: 群馬の青木です。
        └Re: 群馬の青木です。
         └Re: 群馬の青木です。
          └Re: 群馬の青木です。
           └Re: 群馬の青木です。
            └Re: 群馬の青木です。
             └Re: 群馬の青木です。
              └Re: 群馬の青木です。
               └Re: 群馬の青木です。
                └Re: 群馬の青木です。
                 └Re: 群馬の青木です。
                  └Re: 群馬の青木です。
                   ├Re: 群馬の青木です。
                   └Re: 群馬の青木です。
                    └Re: 群馬の青木です。
                     └Re: 群馬の青木です。
                      ├Re: 群馬の青木です。
                      └Re: 群馬の青木です。
                       └Re: 群馬の青木です。
                        └Re: 群馬の青木です。
                         └Re: 群馬の青木です。
                          └Re: 群馬の青木です。
                           └Re: 群馬の青木です。
                            └Re: 群馬の青木です。
                             └Re: 群馬の青木です。
                              └Re: 群馬の青木です。
                               └Re: 群馬の青木です。
                                └Re: 群馬の青木です。
                                 └Re: 群馬の青木です。
                                  └Re: 群馬の青木です。
                                   └Re: 群馬の青木です。
                                    └Re: 群馬の青木です。
                                     └Re: 群馬の青木です。

<-ホーム | 研究室トップ | 新規投稿 | 管理 | かんりにんにメール
青木氏氏を お知り合いの青木さんに 紹介してください。