青木氏のルーツ & 雑学研究室

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◆-歴史的仮名遣いから ヒント

No.6
歴史的仮名遣いから ヒント
6編集 追加
96/1/1付けの朝日新聞に、仰木監督と吉田監督の対談が載っていた。「仰木彬」に付されたよみは「おおぎあきら」、「おお」とあるわけである。滋賀県大津市の仰木の里も(仰木監督の郷里ではない。仰木監督は福岡八幡折尾の東筑高校出身)、『全国地名読みがな辞典第四版』(1991.12.20清光社)によれば「おおぎのさと」とある。「仰木」の歴史的仮名遣は「あふぎ」であろう。「仰」が「あふぎ・あふぐ」で、それに「木」がついても「あふぎ」なわけだ。『全国市町村字名大鑑昭和二十六年版』(1951.1.15日地出版)で、仰木村は「アフギ」とある。歴史的仮名遣が「あふ」であれば、現代仮名遣は「おう」となるのが一般的で、「扇」の「あふぎ」も「おうぎ」となる。

ただ、「あふ」にはちょっとややこしい問題がある。発音が「オー」にならずに、「アオ」に成ることがあるからだ。「仰あふぐ」が「アオグ」になるほかに、「倒たふる」が「タオル」になるなどがある。この「アオ」が「オー」に変化することがあって、その場合の仮名遣いはすこしややこしい。兵庫の「赤穂あかほ」は「あこう」と表記するようにしているようだが、福岡の「直方なほがた」(宛字だが)は「のおがた」と表記するのがならわしだ。

神戸市東灘区の「青木あをき」は「おおぎ」と書かれる。東京の「青梅あをうめ」は「おうめ」と書かれるが、元々「オウメ」なのか「オーメ」なのか。これらは自治体や鉄道会社の勝手と言えば勝手なのかもしれないが、「awo」が「o-」になる中間の形として「ao」を想定するのか、或は「o」の落ちた「aw」を想定するのかによって、「おお」と書くか「おう」と書くかが選ばれるように思う。
http://www.asahi-net.or.jp/~lf4a-okjm/9701.htm

かんりにん
下の記事 神戸市東灘区の青木(おおぎ)は海亀から来ているようなので、ちょっと関係なさそうですが、面白かったので。

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