青木氏のルーツ & 雑学研究室

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No.7
なまりでとんでもない事に
7編集 追加
栃木の あうぎさんの例
1988年4月16日(土)
「またかー!!畜生ー!!」
この時期、なぜかパンクに悩まされており、その苦闘振りは日記にこれでもかと綴られている。自分のパンク修理方法が悪く、勝手に短気になって怒っていただけなのだが・・・。そんな走行をしていたのが栃木県小山市。ここでまた、ある気さくな人に出会った。
 小さな公園で野宿した私は、自炊を済ませ、お弁当を作り、早く出かけるべく朝食をうまそうにガツガツと食べていた。するとそこにやってきたのはいかにも農作業員といった風貌のおじさん。

「何やってんべ。」
と言うので、
「昨日、ここで寝かせてもらいました。実は自転車で・・・。」
などといって私が旅の話を始めると、おじさんは、
「この辺は・・・」
と、自慢気に土地の産物、かんぴょうの話を始めた。おじさんでは失礼なので、名前を聞いたら、
「アウズィ」
と言った。変な名前だなあーなどと思いつつも、
「アウズィさんですか?」
と聞きなおすと、
「アウズィ」
と言う。
「アウジさんですか?」
と再び聞きなおすと、今度は、
「あうき」
と言った。4回ほど聞きなおして、やっとおじさんの名は「青木」だということが判明した。栃木でこれなのだから、もっと北に行ったらなまりのひどさはどうなるんだろう。気さくな青木さんは私の家に来なさいと言い、私は朝っぱらから青木さん宅に呼ばれ、お茶を頂くことになった。青木さんは畑や庭を案内してくださった。

「これがかんぴょうの苗だ・・・。これはお米の苗。」
ビニールハウスの中から外に出て1本の木を指差すと、
「あれが部落で一番になった木で・・・」
と嬉しそうな顔で、自慢気に言った。

 これは何でも部落で1番になった優秀な木?らしい。

 私も「はー」とか、「へー」とか言ってその木を眺めた。すっかり満足げになった青木さんは、最後には私にトマトやはっさくなどを持たせてくれた。

サイクル野郎の日記より
http://homepage1.nifty.com/117/

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