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  [No.365] Re: 埼玉県北本市 大島です
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/01/22(Thu) 07:00:06

Re: 埼玉県北本市 大島です
副管理人さん 2008/03/02 (日) 19:59

埼玉の大島さん。今日は。 始めまして。

ようこそ青木サイトにお越し頂きました。
これからも宜しくお願いします。

青木氏のサイトですが、ご質問がありましたらご遠慮なくお尋ねください。
判る範囲でお答えしたいと思います。

さて、ご質問ですが、伊豆大島の大島さんですね。
既に、このサイトの大島さんの事はお読みと思いますので、概略をお話します。

伊豆、大島さんは、清和源氏の分家頼信の子孫(本家頼光)ですが、頼朝義経などと同じルーツの源氏です。この源氏の為朝が平氏に追われて中国地方、九州地方、沖縄まで逃げ延びて、最後に黒潮を渡って伊豆大島にたどり着きます。
此処で、土地の伊豆の水軍の豪族の大島氏に保護されて、暫く、留まります。
此処で、豪族の娘との間に子供が出来ます。この子供は背の高い大変大きい人物でした。ところが、為朝は迷惑が掛かるので腹を決めて都に帰り処刑と成ります。
この大島の子供に脇差と認知状を渡しました。その後大きく育ちました。
丁度、義経が平家を壇ノ浦で打ち破りましたが、平家の残党の陶水軍(後の村上水軍)が再結集して源氏の首根っこの三浦半島を急襲します。頼朝は水軍を持っていませんし、この域に防備が敷いていませんでした。慌てた大島氏の落しだねの伊豆水軍は5日かかるところを3日で駆けつけて、平家と最後の決戦をします。そして、打ち破ります。
ところが、頼朝は義経と歩調を合わしたこの大島氏を正等に扱いませんでした。頼朝のバックの北条氏はこの大島氏を襲います。何とか逃げ延び伊豆大島に帰ってしまいます。
これが、清和源氏は滅亡しましたが、子孫を遺して笹竜胆紋を使える5氏(皇族賜姓青木氏(5)、近江佐々木氏(1)等)の一つ、伊豆の大島氏(1)があります。

この伊豆大島本家筋1氏だけが特別に笹竜胆紋です。
しかし、この大島氏の分家筋は他紋です。大島氏の家紋に付いては専門外ですのでわかりません。
この笹竜胆紋は本家筋本妻のルーツの者が引き継ぎます。

さて、お家の家紋は「丸に揚羽蝶」紋との事ですが、揚羽蝶紋は平家紋です。この揚羽蝶には沢山の文様があります。
しかし、先ず、平家紋の揚羽蝶紋かどうかです。
平家にあやかってよく似た揚羽蝶紋を多くの氏が使っています。

次に、平家の揚羽蝶紋は丸付き紋を使用して居ません。
分家は副紋方式です

同様に、笹竜胆紋、下がり藤紋も丸付き紋は使用していません。
第1番目は、これ等の紋に「丸付き」にしている紋は「未勘家紋」といいまして、主に「あやかり氏」であります。
大島氏に遠縁や分派分流族や何らかの間接縁を持つ者が大島氏を名乗ってその家紋に丸付きにして使用しました。
この現象は室町末期の混乱期、江戸初期の混乱期、明治初期の苗字令の3期に起こっています。

大島氏は平家である事は上記の事から考え難いです。清和源氏を助けたのですから、本家が源氏なのに分家筋が平家はおかしいです。先ず無いと思います。

第2番目は、従って、江戸初期の家紋を持たない武士に出世した者がこの家紋を使用したか、この丸付きの揚羽蝶を家紋としている氏と血縁し男系継承できずに養子を取り女系となった氏とも考えられます。
氏家制度は男系ですので養子と成ると養子先の家紋と成りますし、妾腹の子供は原則は家紋を引き継げませんので別の物にする必要が出てきます。

第3番目は、家紋は江戸初期まで中級武士以下は持っていませんでした。
家紋の無い武士と成った者は、この時期に集中して家紋を作りました。
氏の家紋の変化は他にもいろいろとありますが、主だったものはこの程度です。

笹竜胆紋は、賜姓青木氏5家5流の綜紋ですので、直系氏だけですので、子孫を遺しているのは、青木氏、近江佐々木氏、滋賀佐々木氏、伊勢北畠氏、大島氏です。
これ以外は、有りませんで、これ以外は「あやかり氏」の未勘氏です。大変覆いのです。
(中には、日向青木氏の様に家紋消失の丸付き笹竜胆紋は特別で別です)
私の近所にも居まして、伊豆大島の大島さんが笹竜胆紋です。

大島氏は専門外ですので以上です。
ご質問が有りましたら、お尋ねください。



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