青木氏のルーツ & 雑学研究室

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No.448
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Re: 福岡の青木さん
副管理人さん 2007/04/17 (火) 20:00
>私も中途半端な状態ですから、近い内に詳しく調べて見たいと思ってます。
>戸籍謄本を取って見て、父の故郷が鹿児島の何処かを調べ、その戸籍または除籍謄本を取り寄せて見ようと思っておりますが、戒名や法名、位牌等からも調べる事が出来ますか?
>取りあえず一つずつ確認しながら調べてみます。ありがとうございました。あおき

福岡の青木さん 今日は。
早速ですが、役所の戸籍謄本からは何も出ません。
というのは、戸籍謄本は明治初期からのもので、それ以前(江戸以前)は戸籍謄本に変わるものとしてお寺が行っていました。

色々な家に関する証明的なものはお寺が行っておりましたので、菩提寺のお寺さんに「過去帳」というものがあります。
この過去帳を見れば御家の先祖の人たちの事が全て判ります。年代的にもそのお寺が古ければ古いほどに遠い先祖の事が判ります。

そこで、浄土宗という事とですので、その菩提寺がどこかを先ずお調べになる事です。
次に、鹿児島には藤原秀郷一門が朝廷の命で赴任したことは有りませんので、鹿児島に菩提寺が先ずあったとすれば、そこで最も古い先祖の時代(江戸初期くらいまでは確認出来るのでは)までを把握して、更に、何らかの手がかりで移動経路の把握をして、最終、埼玉県(武蔵の国の入間郡)か栃木県(下野国)のどちらかに到達すると思います。

但し、鹿児島県の大口町という所には青木村が存在しました。ここは、清和源氏の宗家源の頼光より4代目の頼政とその息子の頼綱が平家に対して1180年に「以仁王の乱」を起こし失敗します。
この時、この頼政の一族の者が鹿児島に配流の処分となりました。
その後、この者達が平家に向かい地元の平家を襲うと言う事件が起こります。
失敗してこの者達の家族が鹿児島を逃げ延びて大口村にこっそりと住んでいました。
しかし、それでも逃げられないと見て、嵯峨天皇の詔に基づき(皇族系の者は青木氏を名乗る事ができる)その子孫は青木氏を名乗り平家の追及から逃れて定住しました。後に青木村を形成しました。
このルーツの皇族系青木氏が存在します。

御家は下がり藤紋ですので異なります。

そこに元の浄土宗の藤原一族の菩提寺、特に藤原秀郷流青木氏の専属の菩提寺に到達すると思います。

仮に、下がり藤紋の副紋無しでは本家筋の宿命として、それなりの家紋を維持するだけの世継ぎの苦労(遠縁から養子取り等)をしていますので、この国付近に到達するはずです。

しかし、江戸初期から室町期ごろは「下克上」と「戦国時代」で藤原氏秀郷流青木氏は狙い撃ちされて攻撃されていますので、菩提寺は消失している可能性は高い事、又、鎌倉期までは職を失いましたので離散して各地に移動していますので届かない事もあります。

少なくとも、副紋無しの下がり藤紋の家柄と浄土宗ですと、室町末期くらいのとこまでは先ずは届くと見られます。
実は、浄土宗は特定の高位の家柄身分の氏しか入信できませんでした。それだけに浄土宗の寺は特定の地域にしか有りませんでした。

この為に江戸初期の幕府はこの浄土宗を奨励しました。そのためこのお寺は増えましたが、しかし、この時も大名とか家柄の良い御家人に限られていました。

明治初期にも奨励しましたので、一応は各地に増えました。

鹿児島での浄土宗の寺とすると、この明治の時か、江戸初期のときとなり、薩摩藩の藩士とすると後者以前と成ります。そうすると武蔵国の寺になる可能性が出てきます。

他の地方に菩提寺があるとすると、特定の所にしかない宗派の寺ですので、その土地がルーツの土地の可能性と成ります。

ですから、御家は薩摩藩の仕官となっていますので、薩摩藩の時代性から見て江戸初期前後での移動しての仕官と見られます。

過去帳の俗名の名のところに付いている官職名(例えば..右衛門とか)でも藤原氏の官職名は大体は判りますので大方の所は判ります。
例えば、又最も古いご先祖の方の戒名も「院殿」つきの戒名と成っている筈です。
そして、ご先祖の古い墓は男墓と女墓とに分かれ居ます。(高位の家柄は分かれいる)

一度、菩提寺のところから、最も古いご先祖の俗名と戒名をお調べになって又お便りください。
そこから、次の元の菩提寺探しをいたしましよう。

では、またお便りお待ちしています。

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