青木ルーツ掲示板
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  [No.641] Re:家紋の質問
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/10/23(Fri) 08:01:49



綾戸さん 今日は。 お読みいただきありがとう御座います。

よく色々と歴史の事にご興味をお持ちと推察します。
同じ歴史ファンとして親近感が湧きます。
これからも青木サイトにお出でください。お待ちしています。

「綾部」は大変古い技能集団で大化期前後に帰化してきた帰化人ですが、後漢の人は日本人の15%がこの子孫と成ります。(青木サイトにもこのことは「日本民族の構成と経緯」レポートで詳細にしています)日本の骨格を作り上げた日本人です。恐らくはその末裔と観られますが、その日本人の氏姓はある一定のパターンで姓が出来ています。

「綾の神」は技能集団の「綾部」の綾氏で「部」はその組織を表現する意味ですからお家の前に「綾の神」を祭祀されていた事は綾氏一族一門の氏神で守護神ですね。
「部」の人たちが古いご先祖を祀られていた事を意味します。
そして、それを祀る役目を綾氏の誰かが担当していたのです。
青木氏も同じで青木神社の守護神が各地にありまして、その宮司や守人は一族の者が行っていました。
神社の宮司で青木氏が多いのはこの当時の歴史的習慣でした。

綾氏は大変大きい氏ですが、当然に氏神を持っていました。
当然に、社人や宮司も居て、何時しかその社人や宮司を「綾人」(あやと)或いは「綾戸」と呼んだとされます。他の氏でも特に「部」の着く氏の氏神は「人」、或いは「戸」又は「家」を付けて氏名としています。
分類すると役目による使い分けをしていたのです。(神に捧げるお神酒を造る「杜人」も「社人」の中の役目の一種です)
「人」は主に宮司、「戸」は社人(杜人)、「家」は氏総代と成っている様です。
綾氏の綾とする一文字の氏は多くはこれ等後漢の渡来人で、そのそのものの「綾部氏」もありますが、これ等の役目柄を後ろに付けての氏名が多いのです。
室町期ごろから出てきます。
お家は、氏名のつけるタイプから「戸」は社の人、つまり社を護る一族であったことを物語ります。
お家は元々綾氏族と云う氏を持ちますので、その元々氏名を持つタイプのその綾の判別をする目的から後ろにつけるタイプです。
氏名は前につけるタイプと後ろの付けるタイプがあり、役目柄を示すタイプです。地名もあります。
綾部の綾氏等はその役目柄を3つに分けていたようです。

例えば、藤原氏はこの前につけるタイプで地名と役目でつけています。
斎藤氏は斎蔵と言う朝廷で最も高い祭祀を司る最高幹部職ですがその斎蔵の藤原氏と成ります。
伊藤氏は伊勢の藤原氏と成ります。
この様に大きい氏はその前後に特長をつけることで判別していたのです。

ご推察の通り、綾部の綾氏一門の綾戸氏で宮司に近い仕事の神職を司っていたことを意味する氏名です。
お家の前に、綾神社の社があったことはこの何よりの証拠です。
多分、近くに、綾人さん、綾家さん、綾部さんも昔は居た筈です。

「・・部」に付いてたくさんの部の種類がありますがサイトにレポートしていますのでお読みください。これらの多くは氏神を持ち、その役目柄を後ろに付けた氏名があります。

これ等のことはの由来は後世に伝えて伝統を護って行きたいですね

画家の綾戸さんに着いては残念ながら良く判りません。
過去帳を調べられる時に、アドバスとして、その人の戒名で、ご先祖の仕事内容が判る要に成っていますので、よく記録しておく事をお勧めします。
3つの内容を読み込むように成っています。
サイトにレポートしています。

では、これからも何かご質問ありましたら便りください。



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