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  [No.805] Re:姓と家紋
     投稿者:福管理人   投稿日:2011/11/14(Mon) 09:33:05

> お久しぶりです
> あれから調べる気力が失せて、今になってしまいました。
> 除籍謄本を調べましたら、江戸末期までしか残ってなくて
> 結局の詳しい事は解りませんでした。
> 私からさかのぼる事、四代前のご先祖様が何故かしら家紋も、お寺も、奥さん方の物を使用してしまったという事実です
> 五代前のご先祖様は、昔からの家紋とお寺だったようですが
> それが今は解らず…
>
> また気長に調べてみます。
>
> とりあえず、報告です♪

お久しぶりです。お元気ですか。

青木氏のサイトにお越しいただき感謝します。
調べられましたか。

さて、4代前の事ですが、家紋掟により、次ぎの様な時に起こります。
5代前の方が「婿養子」であったが、男系嫡子に恵まれず一時養子先の家紋にしていたが再び4代目にも婿養子を取ったが嫡子に恵まれて妻方の元の家紋に戻した。
当然に、嫡子が出来ましたので元の寺を檀家寺として戻したことに成ります。
普通の場合は養子縁組で嫡子がない場合は一時的に家紋のみ変紋と成り檀家寺は変わりませんが、檀家寺が変わるには2代続きの養子縁組があった時か、「跡目養子」を入れてそれに嫁を取った時に起こり、この時にも嫡子に恵まれなかった時に起こります。 
恐らくは、お話ではこの時にある事情(下記)から考えて仕来りに従い嫁側の家紋と寺を選択したことに成り現在に至ると成りますね。
つまり4代前から6代前までに養子縁組と跡目養子縁組が連続して起こった事を意味します。
4代前から6代前は江戸末期から明治維新ですので、この時に実は2つの宗教改革の令が発せられてたのです。
江戸末期にはキリシタン禁令により、全国民は寺の檀家である事を証明してもらいキリシタンでは無い事を証明する義務を負いました。
国を移動する時とか旅する時にはこの証明書と奉行所の国を離れる許可書の発行が必要に成ったのです。この時に地理的な問題とか、上記した跡目の問題があると、檀家寺を変える必要に迫られる現象が起こりました。これを「寺請制度の令」と云います。

明治維新に「廃仏毀釈」と云って寺を潰し神社に統一する運動が起こったのです。
国を神社の神道に統一すべきだとする全国的な運動です。殆ど全国では小さい寺は壊されてしまいました。その理由は仏教やキリスト教は欧州、中国、インドの外国宗教だとする排斥運動です。

更に、「寺社領上知令」が発せられたのです。つまり寺や神社の持っている広大な領地を国に没収する法令です。これにより寺社が運営が困難になり廃寺や廃社が全国各地で起こったのです。

この為に、丁度、その時に上の様な後継ぎ等の問題がお家に出たと考えられて、家紋と檀家寺の変更を余儀なくされたのです。何も無ければそのままでも何とか成ったのですが。

以上の事が原因と見られます。
この様に一寸したことがお家のご先祖の生き様が蘇って来るのです。
本当に仰られる通り気長に一つ一つ進める事が必要ですね。

又何か他に判りましたらお便りください。ご協力いたします。



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