Re: 讃岐の青木です。 青木研究員 さん 2006/08/03 (木) 11:44
讃岐の青木さん 代理投稿させてもらいました。
今日は。 「下がり藤紋に結び雁金紋」の家紋を確認いたしました。 副紋として結び雁金紋を使用していることが良く判りました。 この雁紋の紋所は源頼朝の家来で有名な土佐坊昌俊の家紋ですが、出陣に際して頼朝より拝領した家紋です。この家紋を使用している氏は32と比較的少ないのですが、雁紋は殆どは江戸期になって変紋して家紋とした物ですが別に縁のある者が変紋として家紋化したわけでは有りません。
藤原秀郷の綜紋にこの一族との血縁を表すために副紋使用の家紋としてものと考えられます。 普通は養子縁組で男子が生まれない場合はこの雁紋になるわけですが、遠縁の雁紋の持つところから養子を迎えて後継ぎを作りそこに嫁を採るなどの方法が末裔のところで起こった(鎌倉期から室町期前)ので子孫をはっきりさせるために下がり藤紋の綜紋に結び雁金紋の副紋をつけたのではないかと考えられます。綜紋を使用したところは本家筋であったことを意味しますから、本家が雁紋に変紋しては分家筋とも一族はわからなく成りますので。 この場合は副紋使用をします。
次に、提供していただいた家紋の「下がり藤紋に結び雁金紋」を掲示します。
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