青木ルーツ掲示板
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  [No.186] Re: 群馬の青木です。
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/01/19(Mon) 11:16:21

Re: 群馬の青木です。
青木研究員 さん 2006/07/02 (日) 13:29

群馬の諏訪族の青木さん 今日は。お久しぶりです。

お蔵から”ながもち”が出てきたとの事ですが、大変貴重な興味あるものが見つかりましたね。
昔はこの「ながもち」に貴重な物を入れて保管するものでした。

結婚する場合は嫁がこれを持参する習慣になっていました。そして、親族がこの「ながもち」を皆で担いで嫁ぎ先の門前まで運ぶし習慣がありました。
特に武家の仕来りと成っていましたが江戸時代に入り庶民も見習って使用するようになっていました。
武士の家はその土地の習慣を色濃く守ると言うことがありましたので習慣の違うものを表に見せないと言う事も配慮してのことでした。
この時はたんすに入れられないものは此処に入れて嫁入り道具としたのです。

この中には実家の先祖に関わるものや伝統品などを入れてきました。
又その後に嫁入りさきの先祖に関わるものをいれて保管する道具として用いられました。
この「ながもち」には嫁の実家先の家紋が大きく入っている筈です。
その家紋が何であるかで時代の検証も出来ます。この家紋と制作年月日も記されていますので注意してみてください。場合に依っては両方の家紋が並んで書いているものもあります。家紋がない場合は問題です。

多くの歴史書とか古文書は旧家のこの中から出てきたのです。この中は内側から錫箔などで内張りして空気や湿度を遮断して長期に保管できるようにしています。
そして、湿度も内側に当時の使用された使い古しの和紙を貼り湿度の調節をしていました。
この古紙には大変な貴重な当時の生活を物語る内容が書かれていたりしました。
甲冑は鎧箱などにも同じように保管していました。

古くなった「ながもち」の外側に古紙が張られている事もありますので一度注意深くお調べになるとルーツにかかわる面白いものが出て来る可能性もあります。

諏訪族の関東や東北に移動した時の何かを物語るものが出て来るといいのですが。何かわくわくしますね。

仏壇の引き出しなどにもその気になって意識して気を付けてみると思わぬものが入って居ることが有ります。
私のことで恐縮ですが、この長持ちに類する箱には手紙のような束がありました。整理しようとして、ひょと見るとなんと、明治の元勲の二条基弘の直筆の手紙と徳川14代の殿様の直筆の手紙もみつかりました。
徳川殿様との付き合いは記録もあり多くの贈り物もある事から証明は充分ですが兎も角も捨てるような所にも他辺に価値のあるものが有ります。

これらはあわてて、額に入れて保存しました。他にも古い手紙もありますが達筆で読み取る事ができませんのですが、ところところに崋山の字がありますので江戸時代の有名な画家の渡辺崋山のものではないかと思われる物もあります。
それで、気になってほかを当ると確かに渡辺崋山の直筆の竹の墨絵がありました。この墨絵は弟子に書いた練習用の見本絵である事が絵のところどころに朱書きで説明してある事で判りました。この時の手紙ではないかとも思っています。

ちょっとしたものが歴史上で意味のもつものであることが多いのでお調べください。「ながもち」がでる位ですから他にも何かあるはずです。

諏訪族としては甲斐の皇族賜姓青木氏とか武田氏との付き合いは充分に長い歴史であつたと見られます。何かそれを証明出来るものが出て来ると面白いのですね。
兎も角も来年のNHKの大河ドラマどのように諏訪族を描くのかたのしみですね。諏訪族あっての武田氏ですからね。諏訪族がなければ武田氏の勢力はなかつたのですからね。

諏訪族の血筋の持つ武田勝頼の逃亡中の諏訪族の全面協力があれば時代は変わっていたことも考えられますからね。
この部分を司馬遼太郎氏はよく描いています。

何にせよ、一度注意深くお調べになって又お便りください。お待ちしています。



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