■睡蓮 [2009/06/09(Tue) 19:00]
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■解説 睡蓮は一種独特な趣きを持っています。
花の形は大変華やかです。でも何か日本的優雅さが感じられます。 そして、カッカ照り付ける所より静かな日陰のところが似合います。 そして、余り群れずにひっそりと一つ水面にゆったりと浮かびながら咲いている姿が良く似合います。 花が咲かなくても蕾でも充分にその趣を漂わせます。 そして周りの雑多な景色でもそれを消してしまうほどに花の力を持っています。 何なのでしょう。この花の力は。 これほどに一つの花が大きく趣を持っているのは。
私は”人間の遠い祖先の引き継いだ脳の記憶にあるのでは”と思っています。 だから睡蓮と仏が結び付く花に成っているのだと。
日差しの少ない所の角度から撮りました。 感じる花力を表現する為に、敢えて、睡蓮の入れている雑多な火鉢の片隅を故意に入れました。 葉の茎が水面に白く光りしっとり感を出しました。
雑多な被写体のある写真でも睡蓮の花力が当然の様に見せていますが如何でしょうか。
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■影と蘭 [2009/06/07(Sun) 08:24]
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■解説 「春光と洋らん」の光の趣に対して、この写真は影と蘭をテーマにしました。 赤紫の蘭の花がその趣を醸し出しています。
蘭全体を撮ると又光の有無の趣が少し変化するので、蘭の花に絞ってその影と花の趣の相乗性を表現しました。
又、少し違った日本的な静けさの落ち着きのある趣が出てきます。
「春光と洋らん」の場合は、光が葉に当り反射する効果を期待し、花の色を後ろの葉の薄暗さで際立たせる方法で撮りました。 この「影と蘭」は葉を多く入れるとその濃緑の色のフェリャーが働き自然の色合いを壊す事を嫌いました。 後ろの背景をマクロでぼかしてゆるやな色合いとしました。 そして影の効果を引き出し全体を静けさの中に入れるように撮りました。
写真のアングルは別として、花と葉が光の撮り方で随分趣が違う事に成りますね。
これ等のマクロレンズやフェリャーなどの「写真テクニック」の噛合わせで良い写真が 撮れると思います。
光と花の写真を見てください。
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■春光と洋らん [2009/06/06(Sat) 13:19]
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■解説 春に日差しに当り輝きを放つ様に咲いています。
光によってその花の持つ趣を引き出しより趣を放ちます。 よく観ると、光にも趣があるのだなぁーと感じます。そして、その趣は春夏秋冬の趣が。
その春夏秋冬の持つ趣と季節の花の持つ趣が相まって相乗効果の趣を醸し出すのです。 この蘭の花の趣、5月春の光の趣で素晴らしい感じがします。
写真の構図は大した事は有りませんが、趣がカバーしてくれています。
勿論、マクロです。若干逆光気味で取りました。逆光のハレーション的な現象を作り出して光を強調しました。フラッシュを弱く調整してハレーションの白味をなくしました。
これに対して、光を抑えた蘭を撮りましたので次の展示に出します。 比較してください。
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■庭石とさつき [2009/06/05(Fri) 15:58]
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■解説 庭には枯れ山水として石が不規則に配置されています。 そして、その石が全体の庭の雰囲気に馴染み自然石の様にたたずんでいます。
石としては大した石では有りませんが、何かこの石を見ると自分に落ち着きが感じるのです。 その横には丸く手入れした「さつき」が木全体に花を咲かすのではなく、そっと咲いています。丁度、横の石の雰囲気に合わす様に。 いかにも、長年連れ添った夫婦のように。目立たずに寄り添っています。 その花の白と赤が入り乱れて毒々しくなく咲き方花の色合いまで石にあわしています。 石もその黒茶色を誇張せずに年月を感じさせて座っています。
年老いた夫婦が寄り添って気取らずに記念撮影しているかのようです。
この花と石二つで「枯れ山水」が出来ています。 「侘、寂の庭」と詠んでいるのです。
親から教えられた知識で毎日、庭の手入れしています。 ”「枯れ山水」「侘、寂」の趣の庭とは”自問自答しながら。
皆さん 何かこの写真を見て小鳥の鳴き声が小さく聞こえてきませんか。 聞こえてくると「趣の庭手入れ」は成功です。
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■白杜若 [2009/05/31(Sun) 08:35]
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■解説 白の杜若は比較的少ないのではないでしょうか。
白は全ての光を吸収した色です。従って、その色から来る趣は少ないでしょう。 しかし、花に白となると違ってきます。「純粋」の強弱に関わる趣となるのでは。
例えば、この白杜若と紫杜若は色を取り除くと元は同じです。色が違うだけです。 日本人が最も好む複雑な趣を持つ紫に対して、殆ど「純粋」だけをテーマとした白との違いが何処にあるのでしょうか。 光の白=Y+M+Cです。C=白の最大要素 なので、つまり、紫の趣−白の趣=紫の趣−YM=赤の趣(Cの補色)と成ります。 牡丹のような赤系の趣を人間が好むのは、それは、命の根源の血液の色だからではないでしょうか。そのように本能的に脳が記憶しているのでしょう。 そこに生きた人間の感性が働き直接「赤」ではなく「紫」となるのではないでしょうか。
その対象の白の杜若の花を展示します。 その二つを見比べてその趣の差を発見するのも脳の訓練として良いのでは。 実はこれは写真技術の向上の手段なのです。 科学的にこの「訓練の力」で写真設定をすると良い写真が撮れるといわれています。
如何ですか、その趣の差が感じますか。
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■紫杜若 [2009/05/30(Sat) 10:01]
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■解説 杜若の季節と成りました。
何かこの花は日本的ですね。 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
何れあやめか杜若 とどのつまりは花菖蒲
何故なのでしょうか。この6つの花は誰でも日本的趣を認めますね。 そして、その美しさを否定する人は居ませんね。 多分日本人の「趣の心」はこの花で証明出来るのではないでしようか。
此花を西洋的で活発で元気一杯のハイビスカスのような趣とは誰も言いません。 物静かで優美で、それで居て底に秘める力のある事を匂わせる花ですね。
紫は日本人の最も好む色として有史来認められてきました。 ですからこの趣を表現しようとするとつい力が入り素直さの無い写真が出来てしまいます。 絵でも何でも芸と術に関わるものを表現するには力味は禁物ですが、
写真性を考えて撮ると何か足りないのかも知れません。しかし、写真性を考えないと趣を自然に表現することは出来ずに別のものが出来てしまいます。 つまり、シンプル イズ ベストなのですが。 人間には趣の大半は色に大きく関わるのかもしれません。特に紫が難しいのかもしれませんね。記憶には色を主体として記憶されているのかもしれませんね。多分。
そこで、紫を強く出す工夫をしました。 太陽の強さを強く選び、フェリャーを紫に出て来るように背景色を茶色にし、カメラの設定を遅くして、フラッシュを焚き、近距離から、逆光気味にしてシンプルに撮りました。
この他にも紫と対象的に白杜若も撮りました。 次回展示します
如何ですか。
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■竹 [2009/05/27(Wed) 08:12]
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■解説 雑学で竹細工のことをレポートしましたが、竹の色は皆さん青い竹色と思っている人が多いのでは有りませんか。 ところが違うのです。竹は年々色を変化させてゆくのです。 ご覧下さい。
これは竹細工のために育竹しているものです。 写真左は7年目です。 写真右は5年目です。 写真手前は1年目です。 写真奥中央は3年目です。 雑学のところで書きましたが、竹は管理のために5年以内で伐採するのですが、そのために色が変化したものを観る事は出来ません。
竹薮をいつも観ていると気になりませんが、ふと見ると意外な趣を持っているし、写真性が出る事に気がつきます。 この写真の何気ない静けさの趣が私には伝わってきます。 それは「私の人生観」なのですね。人間には「人生」、竹に「竹生」があるとするとその竹生から醸し出す趣が私の人生観と一致しているのかも知れません。 だから竹細工が好きなのかもしれません。 この写真を撮った時、何か不思議な感じがしたのです。 竹に持つ特長が人生の一つ一つにラップしているのではないかと。 竹色と竹の笹鳴きは人間を癒すアロマテラピーとして最も効果的な植物といわれています。 ご近所の翁は”竹藪を遺して欲しい”とわざわざ頼みに来られたのも納得できる気がします。”散歩でいつも癒されているのだ”として。
背景を暗いところを選びフェリャーの影響を無くし暗闇の黒の静けさを使いました。
皆さんは如何ですか。
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■空と蘭の花 [2009/05/26(Tue) 21:20]
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■解説 空と蘭のタイトルでの花の拡大写真です。
大変おもしろい形をしています。一体何処が花なのでしょうかね。
釣鐘式の花の先端と思われるのですが、更に何処が花なのかもわからない程に奇形です。
麦の穂先のようですが、何処に種子があるのでしょう。
前の写真はこの奇形と空をスナップしたものですが、この先端の色からこの先端をよりはっきりと見せる為に背景を2分割にして少し趣らしき感じにしました マクロで採りましたので、背景にはそれなりの趣を出す為に、2分割を思いつきそれを出すのに苦労しました。
おもしろいのですが、趣はどう思いますか。釣鐘草みたいな感じがしますが。
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■空と蘭 [2009/05/03(Sun) 06:59]
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■解説 この写真は空が大変綺麗です。私にはおもしろい雲の形も魅力的で、空の色もこだわりの無い自然美が感じられるのです。 そして、この花です。奇妙な花の形をしています。何処が花で何処が軸なのかわかりません。花に聞いて見なければ判りません。 当然、花の名前も何処から来たのかも聞いてみたいものです。
此花は妻の母の日に息子家族から送ってきた洋蘭の鉢の中に種が混じるか根が着いていたのでしょう。 この洋蘭を育てていると横合いから不思議な葉が出てきたのです。 そこで蘭の花の株分けを毎年していますが、この時にこの不思議な葉の根を横の枯葉や枯れ草の捨て場に捨てていました。ところが何時の間にか腐葉土ばかりの土壌が適したのか猛烈な勢いで増えてゆきました。
この不思議な形をした花の趣をどのように表現したら良いのか思案しました。 この花よりも軸の薄赤紫色(マゼンタ)の軸が綺麗です。 花は釣鐘のようにダラーと垂れ下がり、緑と薄黄色の葉のような組み合わせの模様をしています。花とはとても思えないのです。 蘭の種類である事は判りましたが、花の名前は出てきません。和蘭なのか洋蘭なのか判りません。野生なのか改造かも。
そこで、この鳥が飛んでいるような不思議な趣があり、軸のマゼンタに引き寄せられます。 そこで、拘りの無い空を見て、この花を鳥と見立てて、アンマッチングで撮ろうと地面から上向けて採りました。多分、洋蘭と見て背景を明るくした方が此花は生えると見ました。
(注、デジタルの縮小画像の為にラインがパラセーションを起しています。拡大写真でご覧下さい。)
如何ですか。
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■五月と庭 [2009/05/01(Fri) 20:38]
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■解説 五月には春の日差し、木々の緑、草花、花の色の多さ、庭、その庭の石、空の色、それに空気、鳥と虫、香り、の景色を構成するものが全てマッチングする時期です。 そして、その自然が織り成す要素マッチングが人間の目に飛び込んでくる時期です。 そして、その前後はこれ等の要素がどれが足りず又は多すぎて何かしっくりとしない感じがします。それはそれなりに趣なのですが。 丁度、景色の中間という所でしょうか。
日差しを捉えてもYMC、BGRの色理論からも中間です。つまり、景色に大きく左右するシアン(C)やイエロー(Y)も中間です。 恐らく、他の要素も皆中間で無いでしょうか。
その庭を撮影しましたが、どうも全ての要素を写真で表現できません。 ただ、写真ではこの要素がマッチングする時期にトレーニングするのが良い時期とされています。 約10の要素を採りいれた景色から如何にその趣を表現できるかを挑戦してみると良いのでは。良悪は別として取り敢えずこの写真を。 兎に角、生命をもたない石などは難しいとされています。ただ空気は比較的その趣はYMCで出るものです。
今度は何とか良い写真に挑戦します。
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■みやま霧島つつじ [2009/04/25(Sat) 19:17]
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■解説 つつじではこの木のつつじの花が咲いて”そろそろ五月の花だな”と思わせてくれる庭の大老木です。
この花は家の庭木では最も古い老木です。 何度も何度も咲き終わりました。その度に大剪定をして木裾を手入れしてさせてもらい再び3年か4年で再び咲き始めます。 木の中では木にびっしりと苔が着き如何にも古い木でありそれを観ると痛ましい感じがするのです。
でも、今年はこの様に咲きました。一番良く咲き気候も良かった事も影響しています。 この木の大きさは直径4メータ程度で高さが3メータもあります。 毎年、剪定して抑えています。それでなくてはこの花の樹は小さく毎年枝を伸ばして大きくなり過ぎて給水や栄養分を吸い上げる事が充分に出来ずに枯れてしまいます。 当然、自分でも不要な枝葉を枯らして生き延びようとします。 息使いが聞こえる気がします。 生きる為にこれ程に苦労していて見るも手入れしていても痛ましいです。木からこの様なイメージを見せられるのは少ないでしょう。 私には花の綺麗さ見事さより痛ましさの方が大きいのです。 挿木で新しい子孫を増やしていますが、庭木はこの様な木が増えてしまいました。 毎年最初に手入れするのはこの木からです。 既に私が5歳くらいでこの大きさでしたので樹齢200年以上はあると思います。
しかし、観てください。綺麗です。 ”おーい大丈夫か”と周りの木々がこの老木を周囲から見守っている感じがします。
生き延びてきた環境と合わせて撮るには、大きいので3メータくらいのところからの高いところから出なくては撮影出来ません。
この木だけは庭の環境とのマッチングが最もいい感じがします。
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■こでまりと木々 [2009/04/23(Thu) 10:00]
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■解説 こでまりの花です。
こでまりは雪柳と花と木姿がよく似ています。
雪柳は咲く時期もあり、寒空に遅雪が降ったと思わせる趣がありこの名前となっていますが、この”こでまり”も手毬のような形をしているところから名付けられたものです。 真っ白で手毬を思わさせられる花です。 といっても今では手毬といっても知らない子供も多いでしょう。
童が手毬で遊んでいる趣があります。純心無垢な感じです。白はどうしてもこの印象を持ちます。先入観ですね。
春真っ盛りの昼下がり此花は日差しに照らされて、花の輪郭が見えないほどに木全体が白ぽく見えます。敢えて、こでまりの花だけではなく共に生きる周囲の木々との調和も感じる花なので、今回は無理に花の趣だけを誇張せず咲いている「自然の姿」を表現しようと思いました。それが私のこの花の好きな無理を感じさせないイメージなのです。
花の解像度を落とし、ハレーションとシアンの影響を働かせ、薄日の直射が差し込む趣をタイミングを選んで撮りました。 純心無垢さを出す為に普通は入れる背景も青空を入れません。右に撮影角度を振りますと青空が見えていますが、日差しだけで清ましました。 自然の純心無垢さを表現しました。
花写真も風景を入れた写真も趣が又別のものになります。
如何ですか。
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■灯篭と赤つつじ [2009/04/22(Wed) 18:23]
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■解説 この赤のつつじは未だ70歳くらいですが、咲いています。一度咲き終わった経験があります。 木も枝も古くて薄茶色で木らしい緑色はありません。 つつじは古くなると枝とか本体の木は色は勿論の事、木や枝の艶がなくつるつるになります。そして次第に枯れていきます。放っておくと最後は新枝が出てきません。 そこで、この様な木は思い切り太い枝を落とします。 3年くらいは咲きませんが、また新枝が古い根から出てきます。 でも以前のようには咲きません。 切り過ぎると根が乾いて枯れてしまいます。 根に腐葉土を被せる木と被せてはいけない木がありますが、つつじとさつきは根に腐葉土を沢山被せないと日が当ると枯れてしまいます。これは、15度という温度差も左右しているのです。 このつつじも再び木の裾が開いてきました。古くなってきた証拠です。 実はこの写真の右隣りのさつき(五月)はもう花は30年程度咲いたことが有りません。 灯篭とは同じ、「人生」ではない、「木生」を歩んで来た同胞です。
なんだかこれ等は人間の体と同じですよ。 最近はこの様な木が多く成って毎日の手入れが忙しいのです。 私には、庭のつつじにはこれも花の趣よりも愛しさといじらしさが先に来ます。
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■老白つつじと庭 [2009/04/22(Wed) 11:13]
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■解説 白つつじです。
この白つつじは樹齢が100年程度以上です。 普通つつじは50年程度で花の咲き方が悪く成ります。どんなに剪定をしても最終は咲かなく成ります。 でもこの花はまだ何とか咲いています。 つつじは大変微妙な花で、前の歳に15度の温度差が無ければ殆ど咲かなく成ります。 この白の古い花になると、花の趣というよりは”おー今年も何とか咲いてくれたか”といじらしさが感じる花なのです。それだけに安心感を与えてくれます。 周囲の景色は変わってきていますが、歴史を見てきた庭の同じところで咲き続ける花です。
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■赤フリージャーと庭 [2009/04/21(Tue) 14:42]
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■解説 黄色のフリージャーに続いて、濃紺のフリージャーです。
これは特別に鉢で育てています。 薄黄色と同じで花はラッパ状ではありません。 余りにも濃紺であるために目立ちません。 でも一度確認すると気になる花です。 華やかさとか元気よさとか他のフリージャーと較べてその趣と云うか印象は無く、ただひっそりと咲いているという感じです。 花として改造された花らしく群生力も低く雑草に混じって生きていました。 それだけに気を使い最近は鉢植えに植え替えて目立つ所に移してやりました。 でも通りがけの人は隣りに育つ薄黄色の花に目が行きます。 いじらしくひっそりと育つフリージャーの趣です。
背景を薄黄色の背景に鉢を持ってきました。 直接光を当てると赤は補色のシアンで色が明るく成りますので影にします。 背景を直接光で明るくします。対比する為に直射で水仙の葉が輝いている中での花とします。 カメラの背景を捉えた事で手前はより暗くなる特性も重なって、そうすることで濃淡を出します。 その濃淡で趣を表現します。黄色のフリージャーと比較してください。
如何ですか。
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