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フッ・・・

第一話

長い髪の女

語り手:冬耶 IAgBPhP30

4 :冬耶 :2006/08/11(金) 20:18:06 ID:IAgBPhP30
では、一話目行きます

「長い髪の女」
1/2
これは私が高校3年の修学旅行で体験した話です。
修学旅行先は沖縄でした。
1日目に戦争関係の跡地を巡ってから宿へ、と言う流れでした。
その見学地の中にはガマも入っていて、行く前から友人と
「何か出そうで嫌だね」なんて話をして笑い合ったりしていました。
私と友人は二人とも霊感と言うものはほぼ無いに等しいような人間で、何か感じる程度の物でした。
問題のガマに入ってから暫くして、私は急に息苦しくなってきたのですが、
空気の届きにくい地下にある場所なのでその所為だと思って(実際何人か気分が悪くなって外に出ていたので)
友人に支えてもらって中にいました。
暫くして、明かりを消して黙祷を捧げる事になり、ガイドさんの指示に従って皆で黙祷をささげました。
1分間と言う短い時間だったのですが、私はその間、後ろからじーっと此方を見るような視線を感じていました。
しかし、背後は段差になっており、一緒に入ったクラスメイトが居る筈も無く、
またその手のものは良く感じていたので気のせいだと思う事にしました。
黙祷が終わり、ガマから出てバスで宿に移動したのですが、
移動中も宿についてからも私の息苦しさは消える所か、気持ち悪さまで感じるようになっていました。

5 :冬耶 :2006/08/11(金) 20:18:39 ID:IAgBPhP30
2/2
やがて、消灯の時間になり、部屋の皆で怖い話をしようと言う事になりました。
具合は悪いままだったのですが、怖い話をするのが大好きな私は当然参加しました。
いくつかの話をした後、ふと視線を感じ、自分の左斜め後ろにある洋服かけの上を見ると
じっとこちらを見る長い髪がぼさぼさになった女の人と目が合いました。
目が合った瞬間にやばいと思った私は慌てて前を向き、女の人の事を忘れ様と俯いていました。
あまりに私の動きがおかしかったのか、周りの子達が心配してくれたのですが、
なんとなく言ってはいけないような気がして、何でも無いと言っていました。
ですが、私の前に座っていた子(この子は霊感があるらしい)が、「長い髪の女の人?」と突然問い掛けてきたのです。
どうやら、その子にも女の人が見えていたらしいです。
その子曰く、多分実害はないとの事なので放っておいたのですが、
沖縄に居た3日間、背後からじっと見つめられるような感覚は治まらず、吐き気と息苦しさも治まりませんでした。

後日談
帰ってきてから暫くの間、吐き気と息苦しさは治まらず、
それが治まったと思ったら今度は視界の端にちょくちょく黒い影が横切るのが見えるようになりました。
段々不安に成ったので、タロットの得意な霊感体質の友達に相談して占ってもらった所、
「危なくは無いがあまり良いものはついてないので、今度あった時に祓う。
それまで左手の怪我に気をつけろ」との事
その3日後、私は通学中に左腕の手首を捻りました。
また、その友人とは現在音信不通になってしまっています。

【完】


フッ・・・