Re: 青木氏と血縁族(家紋)-8(片喰紋) 青木研究員 さん 2005/12/17 (土) 19:58 片喰紋は125の紋様があります。 この内青木氏の片喰紋は6紋です。 この氏は大変に多い氏がこの紋様を使っています。 家紋200選にもある氏です。
この青木氏の紋用は次ぎの通りです。 第1は片喰紋です。 第2は丸に片喰紋です。この家紋は第1の分家に当ります。 第3は隅入り平角に片喰紋です。
第4は丸に剣片喰紋です。 第5五瓜の剣片喰紋です。この家紋は第4と同じ片喰紋のなかの剣片喰の一族です。 第6は子持ち亀甲剣片喰紋です。この家紋も第4と第5の剣片喰一族です。
以上が青木氏の家紋です。 参考のためにこの紋様を家紋としている氏は次ぎの通りです。 この氏は本家の片喰一族と剣片喰一族の各氏です。
島津氏、堀越氏、岡田氏、本田氏、鳥山氏、太田氏、山田氏、武田氏、早川氏、竹本氏、河村氏、長谷川氏、中村氏、宮本氏、中原氏、中沢氏
これ等の氏は主に藤原秀郷一族の流れを組む支流一族と考えられます。 特にこの長谷川氏と中沢氏は藤原秀郷の主要5氏の一つです。
更に剣片喰一族はの宗家は酒井氏の代表家紋である。 第4と第5と第6の剣片喰紋の一族は江戸時代に大大名であつたこの酒井氏一族との婚姻により家紋を剣片喰紋としたものである。
藤原秀郷一族の護衛役の藤原秀郷流青木氏の支流子孫が家系の問題(男系の断絶問題等)で止む無く家系を維持する目的から家紋を変えざるを得なかったものと考えられる。 その後、木瓜紋の氏と又亀甲紋の氏と血縁関係を持ち、矢張り家系問題で家紋を剣片喰紋に木瓜と亀甲紋を加えて家紋として維持してきた一族である。
剣片喰一族は藤原秀郷一族として武蔵の国入間郡を中心に関東一円を取り巻くように護衛親衛隊役として守っていた。 特に、この一族関東の八王子方面を役務として其処に一族は根を降ろしていた。 武蔵の国の入間に近いほど直系1氏、直流4氏、支流4氏の本家筋が二重、三重に取り囲む態型を採っている。
それら9氏の116氏に及んだ支流一族は藤原秀郷の本家の朝廷の赴任先24地に赴くの連れて護衛役として付き従った。 そして、赴任地でその一族の者と土地の氏との婚姻を持ち土地に根付き子孫を遺してきたものである。 五瓜紋と子持ち亀甲紋の剣片喰紋の氏はこの根付き組み一族である。
第5の五瓜の剣片喰は阿波国に赴いた藤原秀郷の総本家一族の宗政と時政の親子の赴任に伴い護衛役として付き従った藤原秀郷の支流剣片喰一族の者の子孫である。この一族剣片喰一族の分家の丸に剣片喰一族と縁者関係にある。
丸に剣片喰一族は丸に片喰一族の本家として八王子に残ったもので五瓜の剣片喰一族の本家筋に当る。
片喰一族の藤原秀郷の一族の同門の片喰紋を使用する中沢氏系との血縁関係を持った一族である。 第2の丸に片喰紋の一族はこの分家筋に当る氏である。
同じく第3の隅入り平角に片喰紋もこの中沢氏との支流血縁族である。
この片喰紋は上記の通り本家片喰一門と支流剣片喰一門の2つの流れになる。 片喰族と剣片喰族の藤原秀郷流青木氏である。
前者は中沢氏一族との血縁族、後者は酒井氏一族との血縁族である。 中沢氏と酒井氏は両者とも室町期から江戸期までの豪族である。
この片喰紋は鳩酸草とも云う。 この紋様は平安期から使用されている紋様である。 この紋様は三つ葉が基本である。葉の数は1から7まである。他の紋様と組み合わせて家紋としている紋様としては最も多いものである。 公家も使用した。 大名では160もの者がこの紋所を使用した。 桐紋などの植物紋としては最も流行した。
この家紋に付いては家紋掲示板に記載します。参照して下さい。
主要紋を左隅に載せます。
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