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フッ・・・

第八十三話

すりガラスの向こうに

語り手:エソ ◆0ODRXCXCaY

415 :エソ ◆0ODRXCXCaY :2006/07/23(日) 05:03:50 ID:8uYkFz2E0
短いけど。

昼間に、リビングで姉と母と共にテレビを見てくつろいでいた。
リビングの隣は姉の部屋で、仕切りはすりガラスのみだった。
(カーテンもあるがその時は開いていた)

ふと、姉の部屋に眼をやると、黒い影がもそもそっと動いた。
すりガラスなのではっきりとは見えなかったが、
確かに何か人の形をしたものが動いていた。

俺が、「ばあちゃんが洗濯物でも片付けてんの?」と聞くと、
「え?ばあちゃんは今日墓参りでしょ?」と姉が返す。

姉に部屋を見るように促すと、さっきのシルエットはもう消えていた。
脅かさないで、と姉と母に言われたが、見えたもんは仕方が無い。
それ以降、そのシルエットを見ることはもうなかった。

ちなみに、家での小さな怪奇現象はたまーにあり、
俺の部屋のドアノブがひとりでに回り扉が開いたり、
鍵の掛かったトイレのドアノブ(鍵を閉めるとドアノブが固定されるタイプ)が
物凄い勢いで回ったりと、
幽霊が直接見えることは無くてもそういうことは結構起こる。

―終―

【完】


フッ・・・