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フッ・・・

第九十三話

集金

語り手:黒 ◆9fw1ZntG8Y

444 :黒 ◆9fw1ZntG8Y :2006/07/23(日) 05:29:58 ID:GIHtzvek0
第93話 集金 1/3

集金に行ったその家は、オートロックタイプのワンルームマンションでした。
玄関ホールから呼び出しチャイムを鳴らしました。
鳴らしてしばらく経って、「・・・はい」と男の人の声がしました。
寝起きなのか、ひどくテンションの低い声でした。
集金に来たことを告げたら、黙ってオートロックのドアが開きました。

エレベータで目的の部屋へ行き、玄関のチャイムを押しました。
チャイムの後にちょっと間があって、かちゃりと鍵を開く音がしてドアが少しだけ開きました。
が、いくら待っても人が出てきません。

仕方ないのでドアを引いてみました。
やっぱり玄関には誰もいません。
「すいませーん。○○新聞ですー」
声をかけましたが、反応がありません。

445 :黒 ◆9fw1ZntG8Y :2006/07/23(日) 05:30:49 ID:GIHtzvek0
第93話 集金 2/3

何度声をかけてもチャイムを鳴らしても、反応がありません。
奥の部屋からはテレビの音が聞こえています。
人がいるのは分かっているので、「あがらせてもらいますよ」と言いながら靴を脱いで上がり込みました。

居間のドアを開けると、やはりテレビがついていました。
けれども、部屋には誰もいません。
念のためトイレ兼シャワーも音を確認してから開けてみましたが、誰もいません。
さすがに気味が悪くなってきたのですが、開き直って押入まで確認しました。

結局、人がいないのであきらめて帰ることにしました。
無人の家なので、余計なこととは思いましたがテレビは消しました。
鍵はかけられないのでそのままです。

446 :黒 ◆9fw1ZntG8Y :2006/07/23(日) 05:31:41 ID:GIHtzvek0
第93話 集金 3/3

玄関を出てドアを閉めてエレベータへ向かいかけたのですが、気が変わって引き返しました。
最後の確認のため、ドアを引いてみました。 が、鍵がかかっていました。
ホテルのドアと同じようなものでしょうか。
誰もいないのは分かっていましたが、ついチャイムを押してみました。

がちゃり。

音がして、ドアが開き始めました。
今度はすかさずドアをつかんで自分で開きました。

しかし、そこには誰もいませんでした。
全身に鳥肌が立ち、猛烈な寒気に襲われ、階段を駆け下りてマンションから飛び出しました。

店長に今までの出来事を話しましたが、勝手に家に上がるなと怒られただけでした。
それから他のバイトがその家に行ってみたようですが、最初から何の応答もなかったそうです。
仕方がないのでその家への新聞の配達は止めて、あとは店長に措置を任せました。
問題の部屋はすぐに空き部屋になったようですが、その後ずっと人が入ることはありませんでした。

【完】


フッ・・・




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